ネコの絵描きさんというゲームで運良く2018年のGoogle Indie Games FestivalというイベントでTop3とジャンプ+賞という賞を頂きました。
Indie Games Festivalって実際どうなの?賞を取ったら儲かって仕方がないんなんちゃうの?と思っている方もいると思うので、受賞して1年半で実際にどんな恩恵があったかまとめてみました。
個人的には日本においてGoogle Indie Games Festivalの恩恵を一番受けているのは自分なんじゃないのかな?って思ってるので、その辺りも今回記事にまとめようと思った理由です。
副賞色々
まず、副賞を色々もらえました。スマホもらえたり、Google Homeをもらえたり、自分のアプリを1言語翻訳してもらえたりしました。2018年はGoogle I/Oへの招待もありましたね。
全部合わせると100万円ぐらいの価値はあるんじゃないでしょうか?
それとGoogleの社食に招待してもらえたり、Googleの人に直接マネタイズやビジネス、技術的な相談もしてもらえました。
フィーチャーしてもらえる
副賞の一つでもありますが、Top3に選ばれるとフィーチャーしてもらえます。フィーチャーの効果はアプリそれぞれによって違いますが、自分の場合1〜2万ダウンロード増えるぐらいだったと思います。
自分のアプリのLTVからすると数十万円ぐらいの経済効果でしょうか。
また、その後もフィーチャーしてもらいやすくなります。これは非常に大きいと思います。
ジャンプ+賞
単純に金額で考えると、これが一番大きかったと思います。制作費最大1000万円まで出してくれるという賞ですので。ただ制作費やライセンス使用の交渉、締切の設定、何を作るかの打ち合わせ等々、ある程度の対人スキルが要求される気はします。そんなに高度なスキルというわけではないと思うのですが、苦手な人は苦手かもしれません。
(※もし今後このような賞を受賞した方でお困りの方がいましたらご相談ください。多少お助けできるかも。)
またジャンプのライセンスを使ったゲームを出せるというのも大きいです。ジャンプ好きの方がダウンロードしてくれる可能性が高いですから。
残念ながら自分の出したアプリは、これを活かしきれずサービス終了となってしまいましたが、サービスが終了した後もジャンプさんとのコネクションは切れずにいるので、この賞をいただけたことは自分にとって非常に大きかったです。
その他
賞を取ったことで、色んなことがやりやすくなったというのがあります。一昨年、デンマークで行われたニノコ:ユニバース・アクセラレーターというのに参加できたんですが、そこに参加できたのもGoogle Indie Games Festival Top3の肩書のおかげというのが何割かはあると思います。
また自分は比較的イベントを企画して主催したりすることが多いので、そういう時にこのような肩書があると強いと感じます。肩書があったほうが、協力者を集めやすかったり、場所を貸してもらえやすかったり、お客さんを集めやすかったりする気がします。
あとは広告ネットワークの方が優しくしてくれるようになった気がしないでもないです。パブリッシャーさんからも声が掛かりやすくなった気もします。それと、ゲーム作ってくれない?っていうお願いも増えた気がします。
まとめ
というわけで賞を取ればめちゃくちゃ儲かって働かずに生きていけるってことはないですが、受賞のメリットは山のようにあります。インディーゲーム開発者の皆さんがたくさん応募して、インディーゲーム業界が全体が盛り上がっていったらいいなーと思ってます。
ちなみに、ネコの絵描きさんは受賞できるとはまっっったく思っていなかったのでとりあえず出してみるのも有りだと思います。
Indie Games Festival 応募はこちらから:https://events.withgoogle.com/indie-games-festival-2020-japan/
自分の昨年の売上とかはこちら:https://dancingprogrammer.blogspot.com/2019/12/blog-post.html