2015年5月14日木曜日

日本メンタルヘルス協会の体験会で納得いかなかったこと


意識高い系たるもの、メンタルヘルスぐらい知っとかないと、と思ったので、日本メンタルヘルス協会の体験会に行ってきました。
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日本メンタルヘルス協会とは

日本メンタルヘルス協会は、
「普通の人がより元気に、精神を向上させ、健康な心で生活をする。」という考えを広めるための活動をしています。
http://www.mental.co.jp/web/aboutus.htmlより
という協会です。卒業生の人には、ベストセラー作家が多くいるそうです。

代表は、衛藤信之さんという方で、パナソニック、江崎グリコ、トヨタ自動車など、多くの一部上場企業から、年間300回を超える企業研修を受け持ち、日本一顧問数の多い心理カウンセラーとのこと。

今回の体験会の講師は、その衛藤信之さんでした。

体験会スタート

朝10:30スタート。会場に入ると、思っていた以上に人がいてびっくりしました。50人ぐらいいたと思います。

平日の昼間ということもあってか8〜9割が女性でした。非常に意識が高そうで、かわいい女子が多かったです。

体験会開始までの間、会場では体験会を受けた人の感想を動画で流していました。動画の中では皆が皆ポジティブなことを言っているので、新興宗教感があってだんだん怖くなってきました。

「洗脳」という言葉が頭をよぎります。

今回に限らず、人がいっぱいいて皆んながポジティブな事を言っていると、ネガティブなことを言いづらい空気が漂います。

そうすると、根がネガティヴな自分としては非常に息苦しさを感じてしまいます。

そんな息苦しさと、新興宗教かもしれないという緊張を感じつつ、講演が始まりました。


アイスブレイク

まず、最初はアイスブレイクのために、ジャンケン大会がありました。

前座のかたが、前に出て、グーチョキーパーを出します。

最初は普通のジャンケン、次は後出しジャンケンで、前に出ている人に勝つ手を選んで出します。

つまり、前の人がグーを出していたら、後出しでパーを出します。

その後に、逆に負ける手を出すジャンケン。

これが意外と難しくて、勝つのは割と簡単だったのに負ける手を出すのは難しかったです。

人には「心の癖」があって、勝とうというのは"癖"がついているので簡単にできるけれども、負けるのは"癖"がついていないので難しいという説明がありました。

確かに、負けず嫌いなのでどんなときも勝とう勝とうと考えてしまっているところがあります。

「心の癖」というのは面白い表現ですね。自分も、いろんな心の癖がありそうです。

何かがあるとついついネガティブに考えてしまうとか、多くの人がYesって言っていたらNoって言いたくなるとか。

"癖"という単語を使うことで、それらをうまく表すことができて、良い言葉だなと思いました。

衛藤信之さん登場

いよいよメイン講師の登場です。長髪に髭という出で立ちが教祖っぽくて、より緊張を感じてしまいました。

緊張していたのは自分だけではなく会場全体が緊張気味だったようで、それを察して、色々と緊張をほぐそうとしてくれます。

話がうまく、30秒に1回ぐらいは笑いをとってくれるので、自分を含め会場の緊張も徐々にほぐれていきました。

話しの抑揚の付け方や、合間合間の小芝居がうまく、噺家さんの話を聞いているようでした。

お話の中では、2つのことを強調されているように感じました。

先ほどの「心の癖」というものと、「他人と過去は変えられない」ということです。

心の癖

ある事実があった時に、それをどう感じるかは、その人次第です。

例えば、砂漠で遭難して、手持ちのペットボトルに水が半分入っているのを見た時に、それを、

「あと半分しかない...」

と思うひとは事実をネガティブに捉える心の癖があると言えますし、

「あと半分もある!」

と思う人は事実をポジティブに捉える心の癖があると言えます。

もう一個例を挙げると、"旦那がテレビに夢中で、こちらが話しかけているのに、あまり反応してくれない。"という事実も、

「どうしよう!旦那は愛がなくなってしまったんだわ!」

っと捉える人もいれば、

「あぁ、私のそばですごいリラックスしてくれてるのね!」

っと捉える人もいます。

このような心の癖しだいで、「事実 -> 感情」の変換のされ方が変わってくるんですよとおっしゃっていました。

他人と過去は変えられない

他人と過去は変えられない。変えられるのは、自分と未来だけという話でした。

子供に対して、

「なんで、勉強しないの!」
「なんでテストで、こんな低い点数とったの!」

っと怒鳴りつけても、普通は勉強してくれませんし、テストの結果は変わりません。

変えられるのは、自分と未来だけです。例えば、

「テストで低い点数とっても、ちゃんと報告してくれるってことは信用してもらえてるんだわ!」

って考えたり

「今回は勉強しなくてこの点数だったら、この子勉強したらすごいことになるわ!」

というように考え方を変えれば怒鳴らずに済みますし、優しく接することができます。結果的には、その方が子供も勉強するようになるでしょう。

納得がいかなかったこと

講演は終始面白く、為になる講演を受けたというより、良いエンタメを楽しんできたという感覚でした。

共感できる話が非常に多かったのですが、一点、最後の方に出てきた話で「大人は二枚舌」という部分が自分的には納得がいかなかったです。

自分は嘘をつきたくないという性格なので二枚舌というのには抵抗感があります。

自分は「私、最近太ってきたからさー。」って言っている人がいたら、「そうだよね。」って言っちゃうぐらいの人なので。

けど自分的にはそこで「そんなことないよ。」っていうのは真摯じゃないと思うんですよ。やっぱり、人間、できるだけ真摯な態度で他人と向き合うべきだと思うんです。

ちょっと話がそれますが、衛藤さんの父親は衛藤さんが小さい頃、愛人を作っては別れ愛人を作っては別れという事を繰り返し、次々とお母さんと呼ぶべき人が変わっていったそうです。

そして、2番目の母親は自殺をしてしまったということです。

衛藤さんは、それからしばらく父親に対する怒りを持ち続けていたらしいのですが、心理学を学んだことで、今では父親に敬語を使ってしゃべられるようになったということです。

しかし、衛藤さんの態度は、僕には父親を下に見ているように見えました。

例えば、

「確かにそうだね。年齢の重ねてきた お父さんの言うことは含蓄があるね。」

と口では言ってるのですが、本当はそうは思っていないようでした。
子供相手にムキになる大人はいない。
ということを言っていたので、要は相手を下に見ているということたと思うのです。

しかし、それって真摯じゃないと思うのです。

だって、誰だって自分を下に見ている人と話したくないじゃないですか。

いや、自分が常に人と真摯に接せられているかというと、全くできていないです。

しかし、真摯に接せられてない事を後からよく反省する身からすると、他人の真摯でない態度も気になってしまいます。

それで、怒りを鎮めることはできるのかもしれないけど、果たしてそれって、良い人間関係と言えるのだろうかと思ってしまいました。

もしかしたら、自分の理解不足だったり、衛藤さんの説明不足だったりするのかもしれませんが、その部分が最後まで納得行かなかったです。


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35 件のコメント:

  1. 体験会で人が多いのは、すでに受講中の人間を参加させているからですよ。
    要はサクラです。
    無駄にうなづいたり空気を作ろうとするので集中できないんですよねぇ。

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    1. なるほど。そういう手があるんですね!ありがとうございます!

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    1. 先日体験に紹介した友達から「本当に通って大丈夫?」と連絡があったので、「どうして?」と聞いたら、このサイトとコメント欄のことを教えてくれました。

      正直、驚きました。私はこのスクールのプロコース卒業生ですが、上記コメントにあるような怪しさもないですし、学生の頃に難しいと感じていた心理学を、このスクールのおかげでようやく理解して自分のものにできました。色々なセミナーを受けた中でも、費用も良心的で楽しく学べたスクールだったので大切な友達に薦めたのです。

      基礎コースと違って、プロコースには普通コースと公認コースがあるので、公認を目指したけれども資格を落とされた人の中には感情的になって攻撃する人もいるのかもしれません。

      コメントを見ていて、憎しみの気持ちが根底にあるように感じて、胸が苦しくなりました。このようにネット上で誰かを攻撃するような悪意に満ちた文章を書き込む人は、なにか自分自身がうまくいっていなくて、幸せじゃないのかな?と思います。こうした姿勢はカウンセラー的ではないと思いますし、アンガーマネジメントの観点から見ても、カウンセラーとして向いていないと判断されて落とされてしまったのかもしれない、と思いました。同じスクールで心理カウンセラーを目指した者としてとても悲しくて残念です。

      私の友達には、「誰かをマイナスに貶めようとする情報より、自分が心から楽しめたのかどうかを信じてね」と伝えました。最終的に何が真実だったかは彼女自身がこれから判断していくと思います。それが今から楽しみでもあります。

      少し前に投稿されたようなのでご覧になっていただけるかはわかりませんが、ひと時でも自分が過ごした場所や教えを頂いた先生に対して、不特定多数に悪い印象を与えようとするご自身の心の中をのぞいて見て欲しいと思って、勇気を出して投稿しました。


      また、この文章を書くことで、私自身のカウンセラーとしての姿勢をも省みることができる良い機会になりました。

      ありがとうございます。



      上のコメントをされた方も、幸せになることを祈っています。

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    4. あなたは淋しい人ですね…

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    7. なんか読んだけど、「淋しい人ですね・・・」っていうのに共感できるよ。上の人の言うことなんか気にしないことだよ。色んなネットで同じような内容の毒を吐いているから。今、受講生の中で話題になっているよ。名古屋のプロコースの人らしいけど、名古屋の受講生から聞いたけど、食事会で卑猥な替歌を突然歌い出したり、食事会で靴がなくなったと店で大騒ぎしたりと奇行がスゴい人だったようだから。毒を吐き続けることが生きがいの人はいるからね。

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    8. この不思議な人知ってる。名古屋17期のY.Rです。変わった人だから誰でも知ってる。

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    12. もういい加減、誰かを攻撃するのをやめたらどうですか?
      自分が攻撃しておきながら、自分が攻撃される時になったら自己憐憫と自己保身。
      自分はすごい!の主張の繰り返しで反省している形跡がない。
      残念すぎて滑稽にまでなっているのに気が付きませんか?

      靴がなくなった時も名古屋17期の50名近くが、それぞれの帰る電車の時間を気にしながら、皆で心配していましたよ。
      それを自分が思ったように「店が」「皆が」反応してくれなかったと、グループLINEや個人メッセージで色んな同期生に問い正した上に、返事を返してくれた仲間には感謝もなく、してくれたことに対してはスルーで「してくれなかったことは許せない!」と犯人捜しの攻撃をすれば誰もが皆離れますよ。
      その事に余計に噛みつくからまた皆が遠のいて行く。
      その愚かさの繰り返しが原因なのに「私の素晴らしさに気付かない人達」と皆を責める。
      もし言われているのがあなたなら、そんな人と一緒に居たいですか?
      今この文章に怒りを覚えるんだったら皆も同じですよ。

      講師から日々のお酒を飲んだ時の振舞いにも原因があるんじゃないか?と注意されたショックで「死ぬ!」と事務局に何度も連絡を入れ続ければ呆れられるのは当然です。
      あなたも受講生の一人ではあるけれど、受講生はあなた一人じゃない。
      それを特別扱いして欲しいと叫び続けるのは異常とは思いませんか。
      こうやって怒りに永遠に執着し続けているのも、誰が見ても残念ながら異常に映りますよ。
      これを読んでいる誰もがあなたの執着性に気付くはず。

      食事会のあなたの態度も省みてください。お酒を飲みながら周囲にお構いなしで大きな声でしゃべっているのは公の場で、関係ない人にも聞こえるんです。
      そこで卑猥な歌を歌っておいて「面白いと言って欲しい」という発想がおかしいですよ。
      過去、夜の仕事の武勇伝とか、アルバイトで入った先での園児へのトラブルとか、ここでは書けないような話を聞かされてその場が楽しめますか。
      仲間はあなたにカウンセリングを依頼された記憶もないです。あなたが自慢げにペラペラ話したことですよ。憶えてないですか?
      そんなあなただからメンタルだけでなく他の団体でもトラブったんじゃないの?
      それもあなたが武勇伝のように話していたけど。

      そんな変わった話をする人が靴がなくなったとお店で大騒ぎしても、狼少年のように「またあの子だ」ってなりませんか?

      あなたは文才があるのだったら、攻撃のために使うんじゃなく、人が幸せになる方向にその才能を発揮するべきだと思います。

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    13. 自分自身の人生に、たくさん陰がある人ほど、すべてに人の裏にも、陰があると思って誰かを攻撃する。それ投影だよ。人がズルイと言う人は、自分がズルイし、人にあれこれあると言う人ほど、自分にもあれこれ言われる陰があるよね。
      人を攻める文章を書く前に、自分の日々を正せよ!

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    15. 東京のメンタル生です。
      ここでの書き込みは止めませんか。
      誰の得にもならないです。
      たくさん受講生がいれば色んな人がいるわけですから。
      批判する人に絡んでいても意味がないです。
      ここの管理人にも迷惑になります。
      皆さん、メンタル生として日々笑顔で過ごしましょう。

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    25. この人は協会側のサクラか洗脳されたか何かかな?
      おかげでメンタルヘルス協会がいかに怪しいかが改めてわかりました。ありがとうございます。

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    1. 大学の心理学通ってて難しいと感じるような理解力だから気づかないのだろうと思いましたけどね
      言い方が辛辣で申し訳ないですけど

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  5. 僕は参加したこととかないのですが、これに参加している人のブログを見るととても宗教臭い感じが否めなくておかしいと思いましたがあなたのブログを読んで確信しました。ありがとうございます。
    ゆたぼんの父親が所属している時点であまりいい予感はしていませんでしたが案の定という感じの印象を受けます。
    正直ネガティブとポジティブの心理なんて宗教勧誘の上等文句ではないかと感じるくらい宗教勧誘では聞きますし、結局新手の宗教もどきなのかなと思います。
    お偉いさんも大学に通ってない感覚で掴んでるような感じですしアメリカで開眼という表現を使ってるところを見てどこの宗教だろうと感じるようなものがありましたから

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  6. ゆたぽんとかいう胡散臭い奴のこれまた胡散臭い父親が、これまた胡散臭い衛藤とかいう似非カウンセラーの弟子?受講生?だったみたいだから、検索して出てきたブログなので、コメント欄含めてさらっと読んだけど、コメント欄の人やばい人多いね、こんな胡散臭い人に教わったんだもんなあ、そりゃ父親もゆたぽんとかいうモンスターを生み出すわけだよ。
    ルーツがわかるってこういう感じなんだね
    いやー、しかし、コメント欄のRY?さんすごいねwww
    重度の精神病を患ってるでしょ、カウンセラーの勉強してる場合じゃないでしょ、あなたがしなきゃいけないのは精神科に行くことだよ
    靴がなくなったとか、プロコース?をやめた?とか大したことないのに、ずーっと書き続けてて怖いよ。
    てか、なんのプロだよ、誰が認定してるんだよ、日本メンタルヘルス協会って勝手に作ってるだけだし、てか、アメリカで開眼ってなんだよ
    心理学は宗教とかスピリチュアルじゃないし

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  7. 私は5年位前に、この講座を受けましたが、学ぶこともなく、衛原氏の胡散臭さ、講義に対する計画性のなさ、学ぶ人間への配慮のなさ、授業の強制が嫌で、あと一授業で終了でもやめてしまいました。
    結局すべて受講しても、公的な資格はもらえませんし。
    授業の前後に、彼や弟子さん達のビデオ流したりするんですが、終わるまで帰るなって言うんですよ。
    夜遅くまで講義して、話し込んじゃうと遅くなることもあると言い、講義中は否応なしに電話の電源切れと言い、終電とか考えなく、そのビデオ見させるんです。
    講義を受ける側にも様々な環境があることは、心理学では想定外ですかね?
    衛原氏も、見た目がちょっといけてるので、巻き込まれるかもしれませんが、本来自分に確固たる力があるなら、外見にはこだわらないと思います。ですが彼は講義中も白衣を着て、その理由もなんだか忘れましたが薄い理由でした。
    総じて言えば、彼は話がうまいというだけです。
    詐欺とは言いませんが高い金を払って彼の(彼の講義が聞けるとは限らない)話を聞きたいならどうぞと。
    再度言いますが、高い金を払っても彼に会えるか、彼の講義が聞けるかわからない。彼の話も計画性ないもので、以前聞いた話を聞かされることもある。
    それを承知ならば、55000円(5年くらい前)払って話を聞いて。

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