2015年5月12日火曜日

大阪都構想の争点を京都在住でもうすぐイギリスに行く自分がまとめてみる


大阪都構想の争点を京都在住でもうすぐイギリスに行く自分がまとめてみます。

推進派、反対派の主張は以下によくまとまっています。


どちらもQA方式になっていて気になるところだけパッとチェックできるので見やすいです。ただ、反対派のサイトはPCサイトがみづらかったのでスマホで見ることをオススメします。

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思惑

争点を見て行く前に、前提として、推進派には、反対派にもお互い思惑があります。

推進派の中心となる維新の会は大阪都構想を成功させ、党の勢いをつけ、国政にもそれを持って行きたいという思惑があります。

反対派は、大阪都が実現すると市議会議員の座が無くなってしまったり、様々な既得権益を失ってしまうので、それを守りたいという思惑があります。

お互いそういう思惑があるというのを理解した上で、お互いの話を聞いたほうが良いです。

では、次から、いくつかの争点についてお互いの主張を見ていきます。

二重行政

都構想は一言で言うと この二重行政をなくそうという取り組みだと思います。大阪府と大阪市の二重行政。推進派は二重行政をなくすには大阪とを実現するしかないとしているのに対して、反対派は「大阪広域戦略協議会」で十分であると主張しています。

推進派

 二重行政の解消に向けた取り組みが進むのは、松井知事・橋下市長体制で同じ改革マインドを持ち、政策を推進しているからです。これを制度に踏み込んで、恒久的なものにしようとするのが都構想です。


反対派

 自民党が平成23年の大阪府議会議員・市会議員選挙の公約に掲げた「大阪広域戦略協議会」が実現すれば、大阪市を解体することなく大阪経済を立て直し、今ある大阪の課題を解決する方向に進めることができます。

「大阪広域戦略協議会」は、大阪府知事と大阪市長、そして府議会議員、市会議員が同じテーブルを囲んで綿密に話し合い連携をとることで、広域行政の一体化と二重行政の解消を実現するものです。


財政


推進派は二重行政をなくすことで無駄が省かれて財政難を解決することができると主張していますが、反対派はいやいや余計にコストが増えるでしょうと主張しています。

推進派

 大阪都が実現すれば、府と市の重複部分が一本化でき、その結果、経費などの無駄が省かれ、財政難を解決することができる

反対派

 大阪市内に7つないし5つの特別区が作られることによって、その区ごとに新たな議会、新たな教育委員会、新たな選挙管理委員会などを作る必要があり、結果的には総務部門等の人員を増やすことになってしまうのです。


道州制


推進派は、大阪都を実現することで関西州への道が見えてくると主張していますが、反対派は、大阪都を実現することは道州制導入の流れに逆行していると主張しています。

推進派

 道州制について、これまで国レベルで営々と議論されてきたが、実現していないのが現状です。
 今の政令市のままでも関西州の道筋は見えていません。国を動かすには、地方自らが統治機構改革を実践することが不可欠で、これこそが都構想です。
 広域と基礎の役割分担を徹底する大阪都構想の実現こそが、関西州につながる唯一の道です。

反対派

 道州制が実現すれば、道州と基礎自治体の二層制により、強固な地方分権が成立します。
 今、国家を挙げてこの統治機構改革が検討されていくなかで、大阪府と政令市の合併を推し進める大阪都構想はまわり道でしかなく、時勢に逆行しています。

また、反対派は大阪都が実現した後に道州制が導入された場合、"大阪"という名称がなくなってしまう可能性があると主張しています。
推進派は、それに対しては明言を避けている感があります。
 都構想実現後、関西州に向けて、具体的にどのように進めていくのか議論すれば良いだけのことです。
 現在でも、州と市町村の間に中間的な自治体を設けてはとの識者の意見も出されています。
と述べるにとどまっています。

住所


反対派は住所変更負担が掛かると主張していますが、推進派は負担はないと主張しています。

反対派

 住所が変わるため、企業・住民に負担になる。

推進派

 住民のみなさまの負担はありません。
 免許証、年金手帳など変更が必要な手続きは役所が行います。
 また、郵便物は旧住所でも届くので商用の封筒やハンコなどをすぐに変える必要もありません。
 過去の例でも…
 これまで、全国各地でさまざまな市町村合併や地名変更が行われてきましたが、特に大きな問題は起きていません。

感想

二重行政

推進派が知事、市長の両方を抑えるまで長年にわたって対立があったことを考えると、反対派の提唱する「大阪広域戦略協議会」では二重行政を解消するのは難しいのではないかと思います。

また、大勢の集まる場というのは物事の決まるスピードが遅くなるのが常なので、あまりうまくいく気がしないです。

財政難

勘違いしているかもしれないのですが、反対派の言う、特別区の総務部門等の人員が増えるので結果的には支出が増えるという主張は、その分、市役所勤めの人がいなくなったり、今の区役所勤めの人がいなくなったりするのでトントンになるんじゃないの?っと思いました。

道州制

確かに道州制になろうとしているのに大阪都にしちゃうの?っという感はありましたが、道州制もだいぶ前から話は出ているのに全然進む気配がないし、それを待ってたらいつになるかわからないですしねぇ...

住所

最初聞いた時に、めんどくさそう...って思ったんですが、そういや今までも市町村合併とかで住所が変わることはあったわけで、今までそれが大きな問題になったって話は聞いたことないですね。

そういや自分の地元も昔、村だったのが市に吸収されましたが、まだ幼かったこともありますが特に困ったことはなかったですね。


っというわけで、私は大阪都賛成に一票。といっても投票権はないんですが。

ちなみに、反対派のページが自民党大阪府支部連合のホームページにあるので、自民党は大阪都構想に反対なのかと最初勘違いしていたんですが、安部総理などは都構想に賛意を表明していて、反対しているのはあくまで大阪の自民党ということのようです。

なんか、そういうのを知ると余計に反対派は既得権益を守りたいだけなんちゃうの?って思ってしまって大阪都賛成派に傾いてしまいます。

ちなみに、明日5月13日、次のような勉強会もあるらしいです。
無関心はかっこ悪いで~!たむけんが「大阪都構想」勉強会を開催
お時間のある方は是非!

ではでは、反対派の人も賛成派の人も投票権のある方は、17日、是非、投票に行きましょー。


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