なぜか。
それは苦労して得られたものほど充足感があり、また美談になるからである。
皆、自分や他人が苦労して達成したものを語りたがる。つまり、
「私こんなに苦労したんだ。けど、それを乗り越えて目標達成した私のメンタル凄いでしょ。」
というストーリーができあがる。そのような物語を聞くと、周囲は「あぁ私は精神的に弱いから努力ができず、目標を達成できないのだ。」という諦めにつながる。
しかし、本来、苦労することと目標を達成することは全く別軸の話である。
必ずしも、苦労を積み重ねた先に目標の達成があるわけではない。
努力が続かない原因を精神力の外に求めることで全く新しい世界が開ける。
あなたの努力の目的は「苦しい努力をすること」ではありません。自分の目標を達成することです。
そう、努力は努力のためにあらず。
以下は本書からの引用ではないが、ある人は、こんなことを言っていた
努力はしてもいいが、苦労はしたくない。
楽だろうが苦労しようが目標の達成は等しく価値がある。また、楽な努力は存在するし、それを目指すべきなのだ。
苦労することで精神的なタフさや充足感を得られることはある。それはそれで意味のあることだが、目標の達成とそれとはまた別の問題である。
この本では、いかにして楽に努力をつづけるかというテクニックが述べられている。
ここに書かれていることを取り入れていくことで、徐々に苦労のない努力をできるようになるだろう。
もし、何かを続けられなくて困ったことがあるのであれば、是非一読することをオススメする。
この本に書かれていることは、
『スタンフォードの自分を変える教室』
や
『続ける技術』
に書かれていることと重複している部分が多い。そのため、両者を読んだことがある人にとってはもしかすると目新しい部分が少なく感じられるかもしれない。
興味をもった方は、こちらも良書なので是非。
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