著者は難病の自己免疫性疾患で、24時間365日途切れることのない苦痛と痛みに悩まされています。この本を読むと大抵の不幸な境遇は全てちっぽけな問題に思えてしまう。
読んでるだけでこっちまで痛くなってきそうな症状や治療、検査のオンパレード。それでいて、それらをユーモラスに書いているので悲壮感はほとんどないです。何度か吹き出しながら読みました。
徹夜本とは行かなかったですが、それに匹敵するぐらいだダーっと一気に読んでしまいました。元がWeb連載ということもあるのでしょう。かなり読みやすいです。
この本の中は、分かりやすい対立構造だとか作られた流れだとかなく、まだら模様。著者自身、関係者に感謝するし、同じ人に対して文句も言う。けど最終的には、じゃあどうしましょう?っていう思考に落ち着くのが非常に生っぽいし、自分の美意識的にも非常にマッチしていて気持ち良かった。
本が面白かったので、著者と糸井重里さんとの対談も読んだ。こちらも面白い。
健全な好奇心は病に負けない。
好奇心の偉大さに気づかされる非常に魅力的なタイトル。
自分は、
好奇心さえあれば、大抵のことは楽しめる。
っと思っていたのだけど、そうか病にも勝てるのか。
それはいいな。
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