主な作業場所となった学校の中庭 |
1回で説明するのは大変なので、今日から3回ぐらいに分けて説明しようと思います。
NipponNordic Universe Accelerator とは
公式ページ8人の北欧人アーティストと8人の日本人アーティストが最終週に行われる英語でのピッチ(プレゼン)へ向けて、約1ヶ月作業するというプログラムです。
最初の週はプレゼンの練習とか、元ピクサーの人のストーリー作り方講座とかがあり、その後の2週間で、外国人メンターの元、プレゼン用に企画を詰めていきます。
4週目は、偉い人の前でピッチをしたり、Viborg Animation Festivalが開催されているのでそれに参加したり、ゲーム関連のプロジェクトの人には、そこで開催されているGame Expoというイベントに出展したりします。
一応偉い人の前でピッチをするという最終目標はあるのですが、自分は、参加前によく理解しておらずデンマークに安く行けるプログラムっと思って参加しました。
当初は、掛かる費用の一部を払うという話だったのですが、結果的に、航空券代、宿代は出していただきましたし、他にも食事券があったり食事をごちそうしてもらったり。ほとんどお金は掛からなかったです。
参加者
私はゲームクリエイターとして参加しましたが、主催がアニメーションの学校ということもあってアニメーション作家の人が多かったです。特に北欧側の人は、そのアニメーションの学校の卒業生が多かった印象です。日本人側は、インディーゲームの会社を経営している方、CGアニメーションの会社で働いている方(1ヶ月休みをもらえたらしい)、アニメーション作家の方、理系の学生、などなど幅広い方が参加されていました。
ちなみに参加した日本人のうち3人とは共通の友人がいたので世界は狭いなと感じました。
ピッチ(プレゼン)
ピッチとは、端的にいうとプレゼンテーションの短い版のようなものらしいです。今回は10分の説明と、1分の質問タイムでした。
ピッチした会場 |
ピッチを聞く審査員の方は7人で、アニメーション関係の方が多く、がっつりゲームの人は1人だけでした。前回はもう少しゲームの人がいたそうです。
なので残念ながら、ゲーム業界の人にとっては、ピッチをして、その後なにかにつながる可能性は低かったと感じています。
ピッチの後には、一応、審査員による賞もありました。
- アヌシー国際アニメーション映画祭でピッチできる権利がもらえる賞
- サニー・サイド・オブ・ザ・ドック(ドキュメンタリー映画祭)でピッチできる権利がもらえる賞
- レジデンスの9ヶ月間延長がもらえる賞
- 急遽設けられたゲームの特別賞
の4つです。上2つは、アニメーション寄りの賞なので、ゲームの人にはあまり関係ないですね。
あまり知らなかったのですが、アニメーション制作の場合、こういうピッチでスポンサーを見つけて制作費を工面するということが多いのだそうです。
ゲームだと、たぶん、そんなに多くないですよね? キックスターターを使って資金を集めたゲームが少しあるぐらいでしょうか? 海外だと多いんですかね?
次回へ続きます。
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